2013年6月16日
青少年に日本人としての誇りと自信を!
~伊勢神宮・式年遷宮記念事業 夏季青少年合宿のご案内~
平成25年 まほろば小学生合宿
神話に親しみ、歴史に学び、輝く自分を見つけよう!
①首都圏 8月5日~6日
寒川神社(神奈川県・寒川町)
「神話に親しみ、日本の誇りを発見しよう」
②東海 8月3日~4日
長良天神神社(岐阜県)
「郷土の偉人に学ぼう」
③近畿 8月2日~4日
奈良 万葉荘(奈良市)
「まほろばの地・奈良で先人との絆を深めよう~大仏建立に込められた祈りの物語~」
④中国 7月20日~21日
大三島ふるさと憩の家(愛媛県・大三島)
「清く明るく素直な日本の神様の心を感じよう」
⑤四国 8月4日~5日
大三島ふるさと憩の家(愛媛県・大三島)
「日本の神話に学ぼう」
⑥九州 8月17日~18日
久留米青少年ふれあいセンター
「日本の歴史に学ぼう」
⑦宮崎 8月、12月25~27日
ホタルの館(宮崎県延岡市)
「郷土の偉人・安井息軒に学ぶ」
※詳しくはお問い合せください
2013年6月2日
まほろばシリーズ 『伊勢の神宮のおはなし―子供たちに伝えたい式年遷宮』 (明成社刊)がテレビドラマの中に登場することになりました。
その番組とは『パパ ママ ボクの夏旅行?絶対行きたい!式年遷宮の伊勢めぐり?』TBS系で6月2日日曜日、午後4時から放送されます。(関東地方以外の方は念のため番組表等でご確認ください。)
制作サイドによる番組紹介によれば
「今年、20年に一度の式年遷宮を迎える伊勢神宮。そんな話題いっぱいの伊勢を舞台にしたドラマ情報番組。主人公は小学生の少年リュウ。本の虫で歴史好きのリュウは伊勢の旅に興味津々。神宮ってどんなところ?神様っているの?番組では伊勢神宮の他、風光明媚な英虞湾やたくさんの海獣に出会える鳥羽水族館などを訪ね、旅先情報もたっぷりお届け。伊勢の旅を通してリュウがちょっぴり成長してゆくひと夏の物語をお送りします」とあります。
そして、この少年リュウが伊勢の旅への期待に胸ふくらませ、新幹線の出発ホームで読みふけっているのが本書!というわけです。ちなみに少年の父親役でドラマの語りを務めるのは名探偵、浅見光彦シリーズで有名な中村俊介さんです。
今年は伊勢神宮(正式には神宮)の第62回目のご遷宮にあたり、そのためか昨年秋頃から硬軟おりまぜて、いろんな神宮ものの本が出版されていますが、子供達にわかりやすく伝えるものとしては本書が決定版! 皆さんも少年リュウと同じく、本書を手に伊勢の旅に出てみては如何でしょうか。(彦星)
2013年5月23日
2013年5月14日
「母の日、父の日」に、父母への感謝の心を短冊にこめてみませんか。
今年、「親守詩全国大会」が行われますが、師岡熊野神社でも、親守詩全国大会と連動して「星祭 家族の絆 短冊コンテスト」を開催します。親への感謝の心、家族の幸せを願う心を、七夕の短冊にこめてささげ、コンテストも行われて七夕賞などの賞が与えられます。
近年、家族の絆の希薄さが原因と思われる悲しい事件が後を絶ちません。家族の絆は、子供の健やかな成長を支えるもので、教育の土台となるものです。
家族の幸せを願うを美しい短冊が社頭を彩り、家族の幸せを願う心が響きあい、あたたかに支え合える家庭、地域社会が築かれることを願っています。
短冊の応募は、子から親(祖父母)、親(祖父母)から子、家族間等、どなたでも参加できます。
尚、子から親への短冊作品は、自動的に「親守詩全国大会」に応募されますのでご了承下さい。
■短冊コンテスト募集要項
○応募締切 1次締切5月30日、最終6月20日 ○応募出来る人 園児、小学生、中高生、大学生、一般 ○短冊は、師岡熊野神社へ郵送か、直接お納め下さい。 ○短冊は、師岡熊野神社「星祭」で笹竹に飾ります。同日、コンテスト(表彰、記念品贈呈)を行います。
○作品は形式は以下のとおり
短作文、定型詩(575、57577)又は、連歌(上の句の575は子、下の句の77や親)
連歌例 遠くの地 一人がんばる 父恋し 子
長男坊よ 家族まかせた 父
■星祭 家族の絆 短冊コンテスト
日時 7月6日(土)予定 夕方(時間等決まり次第お知らせします。)
※師岡熊野神社星祭(6、7日)の行事の一つです。星祭は様々な催しがあります。
会場 師岡熊野神社(〒222-0002横浜市港北区師岡町1137) 東急東横線大倉山駅歩10分
カード配布 師岡熊野神社でも頂けますが、まほろば教育事業団より先着100名様に郵送します。
共催 師岡熊野神社、まほろば教育事業団
■選考委員
選考委員長 松井嘉和(大阪国際大学教授、落柿舎保存会評議員)
選考委員 石川正人(師岡熊野神社宮司)
高椅史朗(明星大学教授) 他
2013年5月6日
平成25年度 親守詩全国大会 作品募集
子から「親への感謝」、親から「子供への愛情」を、美しい日本の言葉に表すことを通して、親子の絆を深め、家庭の教育力向上をめざし「親守詩」は募集します。心温まる作品をお待ちしております。
◎テーマ 親子のきずな 親への感謝
◎募集締切 7月31日(必着)
◎募集対象 園児の部、小学生の部、中学生の部、高校生の部、一般の部
◎作品部門 作文・詩の部
(子から親へ 140字以内の短作文形式、5・7・5・7・7の短歌形式)
定型詩の部
(子から親へ 5・7・5の俳句形式)
連詩の部
(子が上の句5・7・5、親が下の句7・7をつくる形式)
http://www.ntfj.net/kyoubun/images/oyako_yoko.pdf
http://www.ntfj.net/kyoubun/images/oyako_obo.pdf
◎応募方法 A4サイズの用紙に、氏名(ふりがな)、年齢(学年)、住所、電話番号、学校(所属)名、作品部門、作品を記入の上、下記にご応募下さい。郵送、FAXのいずれでも受け付けます。お問い合わせは、NPO法人まほろば教育事業団へ。(℡03-3485-6554 ℡03 6912 1720)
◎申込み要項並びに用紙は下記にて
http://www.ntfj.net/kyoubun/images/oyako_yoko.pdf
http://www.ntfj.net/kyoubun/images/oyako_obo.pdf
◎親守詩全国大会実行委員会 作品募集係
〒102-0082東京都千代田区一番町4相模屋第5ビル5階
03ー3262-1859 FAX03ー3264ー3829
親守詩全国大会 成25年10月20日(家庭の日)13:00~15:00 東京ビックサイト
以上は、まほろば教育事業団の協賛事業です。
2013年4月19日
ブラジルの子供たちが発見した伊勢神宮の心
松柏学園・大志万学院の生徒との座談交流会
1月19日、ブラジルから来日した松柏学園・大志万学院の
第19回訪日使節団(団員16名・14歳~16歳)が伊勢神宮を訪れた。
20年に一度、正宮や別宮などを造営し御装束神宝を新調して
神様に新しいお宮におうつりいただく式年遷宮が行われる本年、
私達まほろば教育事業団は、同じ「日本」というルーツを持つ
ブラジル日系人の中高生たちと私達日本の若者の共通の
心のふるさとである伊勢神宮の参拝を通じて、感動を分かち合い、
絆を深め、これからの互いの糧にしていきたいとの思いで、
座談交流会を開催した。
昨年末に来日した使節団一行は、明治神宮歳旦祭参列、皇居一般参賀、
靖国神社参拝、江田島での研修など、北海道から中国地方まで約50日間、
日本各地で研修に取り組んだ。(二月六日帰国)
引率の永実 上田 斎藤先生は、
「いつも伊勢神宮には必ずお参りすることにしています。
なぜかというと、まず子供たちに日本の神様は何なのか、
ということを感じてほしいからです。
大自然、全てが神様なんだということを理解してほしいからです。
生徒の中で、特に背の高い子はつい机に腰掛けたくなります。
いつも叱るのですが。一つ一つのものには命が宿っている、
自然全てのものは命があって、机を椅子にした場合、
机の命を私達が殺しているということをわかってほしいのです。
そうすれば全てのもの、自然そのものが命ですから、
お粗末にはできません。全てのものを大事に、
日本の方々のもったいないという精神、そのものにある命を大切にする
ということが一番大事なことです。全てのものを大事に扱うことができます。
そして、自然を通して私達が生かされているということを感じて欲しい。
それを感じるためには、全てのものに感謝のできる人になってほしい。」
と、伊勢神宮での研修にかける願いを語っていただいた。
19日早朝、使節団は五十鈴川で手を清めた後、伊勢神宮内宮を参拝。
参拝を終えて宇治橋を渡る頃、ようやく太陽が昇ってきた。
その後、式年遷宮を伝える「せんぐう館」の見学、外宮を参拝した。
上棟祭が行われた新しいお宮は白いテントが被さっていたが、
すでに新しい鳥居を拝することができる場所もある。
朝日が鳥居にふりそそぎ、鳥居がまばゆく輝いている神々しい。
座談会では、伊勢神宮を参拝しての感動や発見をお互いに語り合った。
キリスト教社会で育った使節団にとって、ご神域の清浄な世界は
初めての体験である。日本人が大切にしてきた心を求めてきた彼らにとって、
伊勢神宮は様々な発見と感動を与えるものだった。
「伊勢神宮に行ったのは朝6時で、そんなにいっぱいの人がいませんでした。
私達以外の人はあまりいなかったので、もっと「綺麗」と感じました。
そして、風の神様とかのお宮を見て、神様はお宮の中にいるという感じが
しました。」
(ウィリアン 裕貴 名和君 15歳)
「伊勢神宮に入った時に、何か違う、とても特別な雰囲気でした。
まるで昔に帰ったような感じがしました。伊勢神宮は日本の歴史を象徴、
代表する存在だと思います。」
(ウィリアン 恵一 小川 丸藤君 15歳)
「お祈りすることによって目に見えないけれど、
ものすごい希望を感じました。お参りする前に、
五十鈴川で手を清めましたが、気持ちを込めると自分が清らかな
気持ちになれました。最初お参りした時はまだ暗くて静かで、
周りがよく見えなかったけれど、後からもう一度お参りしたときは
周りは明るくなっていて、同じ所ですが、明かりがあることによって
「生きている」ということを感じました。明かりは天照大御神の光で、
それが生きているという感じが強かったです。」
(マリア パウラ アントナシオさん 15歳)
「伊勢神宮を参拝して、宇治橋に着いた時、お日様が出てきました。
太陽がどこへ行っても見れるけど、その時の太陽はただの太陽ではなく、
天照大御神さまが出てきたような感じがしました。」
(ルイザ 真由実 片岡さん 14歳)
カトリック教の子供達が伊勢神宮の神聖な雰囲気に包まれる中で、
自ずと自然の中に神様の存在を実感したことが伝わって来た。
式年遷宮について感想を語ってくれる団員もいた。
「伊勢神宮に行った時、自然がみんな豊かでした。
寒かったけれど、時々気持ちいい風が吹いていました。
伊勢神宮が式年遷宮によって今まで続いてきたことは
日本にしかないことだと思います。」
(ルカス 憧造 半沢君 15歳)
「伊勢神宮の建て方、建築そのもののことですが、
どうやって何千年前の人がああいう本当に今でもすごいと思う建て方を
ずっと次へと受け継がれてきたものか、どうやってあれだけのものを
考え出すことが、大きいものが建てられたのか、出来たのか
、すごいと思います。」
(ニコラス 馨 高野 千葉君 14歳)
このように、千何百年もの昔と同じものを受け継いで来た日本の心に触れて
驚きと感動を表す生徒もいた。
ブラジルの生徒の意見を受けて、
小林奈々佳さん(まほろば教育事業団・高校生友の会「呉竹」リーダー、高校3年)は、
「宇治橋で太陽が出てきた時、天照大御神さまを感じたという
ルイザさんの意見にすごく共感しました。私達が参拝した時、
宇治橋に霜がおりていて、太陽の光が霜に反射してキラキラと光っていて
感動しました。天照大御神様を感じることができるというのは、
同じ血が流れているだんなということを感じてすごくうれしかったです。」
と感想を語り、感動を共有することが出来た。
また、式年遷宮について分かりやすく伝えようと、
高校生がパワーポイントを使って発表を行い、
ブラジルの生徒たちも真剣に耳を傾けた。
座談会の最後に斎藤先生は、
「私は、二年前の東日本大震災のことを言うたびに心が痛いのですが、
ブラジルではテレビやニュースで見た日本のみなさまの姿、行動、
どんなに苦しい中でも相手のことを思いやる気持ち、
本当に苦しいのにまだ感謝ができるその心、それを見て本当に私達、
子供達もそうだと思いますが、自分達が日系ブラジル人で、
私達の祖先に日本の方々が祖先だということにすごく誇りを持っています。
私達もブラジル人として私達が受け継いだ大事なことを
自分たちの生活の中で、家族の中で、町の中で、自分達の国の中で
忘れずに生きていかなければならないということです。
日本の方々にはずっとお願いしたいことですが、
私達も頑張ってブラジルを護っていきたいと思います。
日本の方々も私達が祖先に誇りを思えるような国をずっと
つくっていらっしゃってください。そうすればきっとお互いに尊敬しあって、
本当の平和な地球をまもっていける人間になれると信じています。」
と涙ながらに語られた。
小林さんは次のように感想を記した。
「神宮のお祭りで、日別朝夕大御饌祭という一日に二回、
神様にお食事をさし上げるお祭りは、お食事を作る際に
ガスコンロなどではなく、火鑚杵という道具で火をおこすそうです。
そして、千数百年もの長い間、一日も欠かすことなく続けられてきました。
ということは戦争などのどんなに大変な時でも行われてきたということに
なります。これだけの歴史があるお祭りは私達もしっかり受け継ぎ、
そして次の世代にも伝えていかなければなりません。
そう考えると、私達は、これからも続いていくであろう歴史の中で
大切な中継地点に立っているんだと思います。
世界に誇れる文化を守り継いでいく責任があるのです。
「真の国際人」…外国の方とのコミュニケーションができるだけではなく、
自らの国のことを良く知り、自信を持ってお互いの国の良さを伝えることが
出来る事が私達に必要だと感じました。」
伊勢神宮が心のふるさとと言われるのは、
日々のお祭りと式年遷宮を通じて、自然のいのちを生かし、
感謝の心を常に表し続けてきた日本人の最も大切な心の原点が
あるからだということを、ブラジルの子供達と発見できた
かけがえのない時間となった。
同じルーツを持つ「祖国日本」に生きる私達こそ、
式年遷宮が行われる本年、伊勢神宮の尊い精神を蘇らせ、
清く明るく、日本の国の将来を担う若者が増えていくように、
今夏、伊勢で開催される夏季中高生セミナーに心を込めて参りたい。
written by 前田多恵子
2013年2月21日
平成24年冬季中高生セミナー開催!
テーマ「至誠を尽くす人になろう!~吉田松陰・高杉晋作に学ぶ~」
特別講師:寺井一郎先生(徳塾「修身館」主宰)
西日本を中心に十三名の中高生が集い、冬季中高生セミナーが開催されました。
赤間神宮正式参拝に始まり、中高生への期待のこもった祝詞をあげて頂き、
心身ともに引き締まった思いで開会を迎えました。
運営スタッフによる劇「高杉晋作にきいてみよう!」では、
師である吉田松陰先生との出会いが高杉晋作を導いていったシーンや、
功山寺決起に込められた奇兵隊の思いを、情熱を込めて演じました。
特別講師の寺井一郎先生には、人はなぜ勉強するのか、
吉田松陰先生の言葉を拝誦し心に刻む中で公に役立つ自分になろうと、
情熱を込めてお話し頂きました。
参加者一同、寺井先生の先導で、
心を一つにしてお腹の底から声を出して松陰先生の言葉を拝誦する中で、
弱い自分に打ち勝っていこうと決意する参加者が多くいました。
教師を目指し、運営として高校生女子の指導にあたった
野崎智子さん(大学一年)は次のように感想に記しました。
「大きな声で、背筋を伸ばし、しっかりと拝誦されました。
その声の大きさと、迫力、言葉をひとつひとつ噛み締めているお姿に、
最初は圧倒されました。
『松陰先生の言葉を拝誦する時は、背筋を伸ばし、
大きな声でいってください、それでないと、その言葉の意味がわからず、
すうっと心に刻まれません。』
そうおっしゃる先生の眼差しは、熱く、
寺井先生自身が松陰先生の言葉に感銘を受けていることが、
講義を聞く上でひしひしと伝わってきました。
次々に松陰先生の言葉を何度も拝誦を繰り返すことで、
その言葉の意味を知るだけでなく、
自分の体に入っていくのがわかったのです。
それは、言葉ではうまく説明できませんが、
口に出して言うことで、まず、頭に入ってきて、そして、
意味が次第にわかっていく感じが、普通の暗記とは違う感じがしました。
中でも、印象的だったのは、
『子供を前にすると燃えるんです。
全力で松陰先生の言葉を刻ませたくなります。
私は、あまり人前で話したりするのは苦手です。
だけど、松陰先生のことなら、話したくなるし、伝えたくなります。
吉田松陰先生が天からわたしに舞い降りてくる気がするのです。』
と聞いて、寺井先生の中で吉田松陰先生の存在は、
計り知れないほどであることが感じ取れました。
生徒たちも、活発でおてんばな子も、先生の話を、顔を上げて、
しっかりと目で聴いてる姿をみて、真剣に伝えたいと思う先生の姿は
こんなにも、生徒を惹きつけるのかと驚きました。
今回のご講義を聞いて、松陰先生の言葉の力を体感し、
教師を目指す上で、このような先生になりたいという、
新しい目標が生まれました。」
二日目は、まず安徳天皇御陵の清掃奉仕をさせて頂きました。
天長節というこの慶賀すべき日に、ご奉仕をさせて頂き、
清々しい気持ちになりました。
赤間神宮での天長祭に参列した後、
功山寺と桜山神社へ野外研修に出発しました。
功山寺では、山門に刻まれた志士たちの刀の傷あと、
高杉晋作の馬像、五卿蟄居の間を見学し、
それぞれの場所で高杉晋作の言葉を拝誦しました。
桜山神社では、正式参拝の後、高杉晋作の愛玩していた石や
烏帽子を見学させて頂き、阿部恭久宮司様より下関の地理や
桜山招魂場の説明を頂きました。
吉田松陰先生を中心に整然と並ぶ志士たちの霊標にお参りし、
高杉晋作の言葉を拝誦すると、まるで志士たちが、
「日本のことを頼んだぞ」とおっしゃられているような、
熱い感動がこみ上げてきました。
セミナーの最後には立志式を行い、
この二日間で心に刻んだ言葉を色紙に書き、
これからの抱負と共に一人一人発表しました。
この色紙を部屋に掲げ、志を持って日々を生きていこうという
決意が多く生まれたセミナーとなりました。
<参加者の感想文より>
神奈川 中1・男子
功山寺にて、高杉晋作が決起をした時のことも心に残りました。
「たとえ一人でも決起をして、長州を、日本を変える」
と立ち上がった晋作とそれについていく力士隊や遊撃隊の勇士達は
「えらいな」と率直に思いました。
その時晋作が言った、「これより長州男児の肝っ玉を御覧に入るべし」
という言葉の意味の深さ、重さが自分にはとても伝わってきました。
功山寺の野外研修では門にできた刀の跡などを見て、
高杉晋作やそれについていく勇士達の「日本を変える」という
強い思いを改めて感じとれたのではないかなと思います。
桜山神社の招魂場では、吉田松陰先生などの維新の中心となった
人物の霊標もありましたが、それよりも、全く知らない人の霊標が
とても多く、「日本を変えたい」「日本を異国から守りたい」
という思いを持っていた人々は維新で中心となった人物だけでなく、
普通の農民や町民、商人もそのような思いを持っていたのだなと思い、
明治維新に対する自分の思いも変わったように思います。
愛媛 中2・女子
「一時の屈は万世の伸なり いずくんぞいたまん。」
私は吉田松陰先生の勉強の中で一番この言葉が心に残っています。
私の場合、苦しくなったらもうダメだとやめてしまいがちです。
部活では、厳しい練習の中失敗したら先生におこられたり、
友達にも注意されます。投げ出しそうにもなります。
でもこれからはこんなとき必ずこの言葉を思い出し、
今のこの苦しみは高い所へ飛ぶためには必要なんだ、
この苦しみをたえれば強くなれる、と言い聞かしていきます。
2012年11月29日
冬季中高生セミナーのお知らせ~吉田松陰、高杉晋作に学ぶin下関~
平成24年冬季中高生セミナー
テーマ「至誠を尽くす人になろう!~吉田松陰と高杉晋作に学ぶ~」
冬季中高生セミナーチラシ
日時:12月22日(土)~23日(日)
開会:13時(集合…12時)※昼食持参
講師:寺井一郎先生(徳塾「修身館」主宰)
会場・宿泊:火の山ユースホステル(山口県下関市みもすそ川町3-47)
参加費:10,000円(保護者がまほろば教育事業団会員の場合9,000円)
定員:20名
申込:FAX03-6912-1720かメールinfo@mahoroba-ed.org
申込期限:12月10日(月)
主な内容:吉田松陰先生の言葉にふれ、拝誦する
明治維新発祥の息吹を感じ、高杉晋作ゆかりの地をめぐる(赤間神宮、功山寺、桜山神社)
立志式
◆寺井先生の講話をうけた昨年の参加者の感想◆
「寺井先生の講話で、「学ぶことは公のためにつくす自分をつくるためである」という言葉に感動しました。
日々一体何のために自分は勉強、学んでいるのか・・・という疑問がその言葉で一気に晴れて、ああ・・・普段意味がないと思った勉強も自分を育てる、心を成長させるという意味もあったのかと分かりました。」
2012年11月4日
本日、元小学校校長の山崎文靖先生よる家庭教育講座がユーストリームで放映されました!
赤ちゃんやお子さん連れのお母さん方も一緒に充実した時間を過ごしました。
以下のURLから録画をご覧頂けます。
http://www.ustream.tv/channel/山崎先生の母親教室
(「山崎先生の母親教室」までがアドレスです。)
「言葉をかける、手をかける、心をかける」という家庭教育の三つの心得のお話しなど、
大変心に残るお話しでした。
ぜひご覧下さい!
2012年10月4日
特攻隊員に学んだ感動の4日間
8月10日から13日にかけ、鹿児島県南さつま市において第二十四回夏季中高生セミナーが開催され、
全国から三十二名の参加者が集いました。
今回の舞台は、特攻隊員の留魂の地である「万世・知覧」。
大空への憧れを胸に抱き、危機にあった祖国を護るために尊い青春を捧げられた多くの若人が、
出撃までの最期の時を過ごした場所です。
国のため、家族のために精一杯いのちを輝かされた特攻隊員がのこされた「言葉」を心に刻み、
一人一人のかけがえのない人生をいかに生きるか、全国から集った友と共に、
道を求めていった感動の合宿となりました。
◆(トイレ掃除は)始めはすっごい汚くてイヤイヤで磨いていましたが、「自分の作品だと思って磨く」と教わり、実践していくと、本当にまるで自分の作品を磨いている感じがし、「イヤイヤ」が「楽しい」に変わっていました。(大阪・高一・女子)
◆上野辰熊先生(元少年飛行兵)に色々質問したとき、「出撃すると聞いたとき、怖くなかったのですか?」とたずねたところ「恐くない」とただ一言、まっすぐ私を見て言われました。わたしはその時とても感動し、すごいと思いました。「恐くない」たったその一言を聞いて私は「この方は本当に日本のために全てを尽くしてくれたのだな」と思い、「英雄」という言葉を人に当てはめるのなら、まさしく特攻隊の上野先生だなと思いました。そして特攻隊の方々は「日本の誇り」だなと思いました。(神奈川・中二・女子)
◆「国あっての我々です。」この言葉がとても心に残りました。自分たちがこうして生きているのも、国があるからでその国も先人が必死に守ってくれたからなんだなと思いました。だからこれからも、感謝の心をもって生きていきたい。皆の飛行機を見て、これに乗って敵につっこんでいったんだと考えると、正直怖かったです。けど、そんな中でも遂行していったのは、個よりも公を大切にしていたからではないかと思いました。自分も公を大切にしていきたいと思った。(神奈川・高一・男子)
「特攻隊の人たちの思いを伝える!」
「皆を笑顔にするパティシエになる
「日本を代表してオリンピックで活躍する陸上選手になる!」
「子供達を元気にする保育士になる!」
キャンプファイヤーのナンバーワン宣言では、たくさんの「志」が生まれました!