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お知らせ

2013年8月19日

夏季中高生セミナーin伊勢のご報告

第25回夏季中高生セミナーin伊勢は、全国から36名の中高生が集い、大成功に終わりました。
ご支援、ご指導頂いた皆様、誠に有り難うございました。
ご遷宮の年に伊勢で学ぶことができ、子供達のキラキラ輝く心が表し出され、磨かれていったかけがえのないセミナーとなりました。
感動を四日間を、写真と創作和歌で振り返ります。

           ↑瀧原宮にて
◎伊勢神宮を参拝しての思い出
・遷宮の歴史の長さは日本の神を尊ぶ心からきた
・神様を尊ぶ心伝えたい今の日本をよくするために
                (中学二年男子)
・遷宮を裏から支える匠の技千年続いた技に驚く
・伊勢の地で神々の力頂いて昔の自分を越えた気がする
                (中学二年男子)
・御心は国民全て包みこみ知らず知らずに我等守られる
                (中学三年男子)
・参道で気持ちを整えただ歩く静かに響くは玉砂利の音
                (中学三年女子)
・私達ひとりひとりの幸せを天照大御神様見守って下さる
                (中学三年女子)
・いつの日も僕の頑張り見てくれる天照様へ感謝忘れじ
                (高校一年男子)
・神様がお住まいになる内宮は身も心にも力が伝わる
                (高校一年女子)


    ↑皇學館大学の新田均先生のご説明

↑皇學館大学の松浦光修先生のご講話

↑瀧原宮の森氏のご説明


◎天岩戸開き大会(キャンプファイヤー)の思い出
・燃え上がる炎の力もらいうけ将来の夢仲間に宣誓
・将来はここで学んだこと生かし本当の歴史を伝える教師に
                (中学二年男子)
・大声で自分の抱負を表現す友を見ると心がもえる
                (中学二年女子)
・叫び出す友の目標聞きたりて心温まる我が胸の奥
・楽しくて幸せな時間過ぎていくああこの時が止まればいいのに
                (中学三年女子)
・火を囲み将来の夢語り合う必ず作るぞ楽しい学校
                (高校一年男子)

 

 

◎両親への感謝の思い

 

・手紙読み母の気持ちが伝わった今度は私が伝える番だね
                (中学一年女子)
・疲れてるしかし元気な顔してるあなたを見ると我も笑顔に
                (中学二年女子)
・一日中我が家のために汗流し我が子育む事に感謝せん
                (中学三年男子)
・ありがとう生んでくれてありがとう母に一言今伝えたい
                (中学三年女子)
・朝早く弁当・洗濯ありがとう感謝の気持ち忘れざらなむ
                (高校一年男子)
・お父さん「ごめん」の一言出ないけどいつもいつも感謝してるよ
・父さんがこんなに思ってるなんて知らないでいつも反抗してごめんなさい
                (高校一年女子)
・母からの愛のこもった手紙読み胸あつくなり涙あふるる
・気をつけて帰ってきてねの一言に愛情感じただただ感謝
                (高校一年女子)
・我のため何があっても職場行く力強き愛に涙止まらず
・辛くとも我が真っ直ぐ生きれるは真っ直ぐ進む母の背ありて
                (高校一年女子)
・おかえりとほっとおちつく一言が私の心をいやしているよ
                (高校一年女子)
・あたたかな家族のもとへ産まれおち育ててくれて感謝してます
                (高校二年男子)
・いつもみる父の姿の偉大さを尊敬しつつもいつか追い越す
                (高校二年男子)
・父思ふ心遠ざけ過ごしてた自分見直し自分あらわる
                (高校二年女子)
・我の目に見えぬ所で努力をし支えてくれることにありがとう
                (高校三年男子)


       ↑大学生による神話劇のシーン

       ↑見事演じきった神話劇のキャスト

◎運営スタッフから生徒たちへ
・「お父さんありがとう」との一言を声に出し心清めゆきけり
・かよさんの笑顔を見れば我が心清く明るく嬉しくなりけり
・集中を乱す輩は許すまじしかど優しき言葉で諭さる
・豊受の神のめぐみを思ひつつ食事する姿はすがすがしけり
・日の本の心を持ちて外国(とつくに)を照らしゆきませ天照大神のごと
・神代より続きし伊勢の御心の「バトン受け継ぐ」と言ひたる君は
・さまざまの自分の壁を乗り越へて見せる笑顔の輝きにけり
・明るさと笑顔をを持って友思ふ隠るるやさしさ心にしみる
・何事もいかなる時も真剣に取り組む姿に心打たるる
・背筋伸ばし講話に耳をかたむける君の姿の頼もしきかな
・日の本の子ら導ゆく師の道に雄々しく進む君守りませ

2013年7月12日

星祭 家族の絆 短冊コンテスト

  

7月6日、師岡熊野神社 星祭の企画行事として、昨年に引き続き「家族の絆 短冊コンテスト」を開催致しました。地元応募作品七十五点を含む、神奈川、東京他より集まった三百四十作品が集まり、その内、特別賞を含む七夕賞、佳作が十二作品選考され、受賞した子供達や地域の方が登壇し、作品発表と表彰並びに記念品授与が行われた。
  宮司賞・七夕賞
 かぞくはね わたしにとって たからもの   (子)              
   たからを増やす あなたの笑顔        (母)
    今回は、子の上の句に親が下の句で返す連歌形式も募集しましたが、子の思いに寄り添うように親が言葉を選んで下さり、心打たれる連歌も多くありました。短くとも思いを言葉にして伝えあうこうした積み重ねが、親子それぞれの成長の糧となり、家族の絆を深める営みになることを実感しました。
  当日は、家族の絆の短冊を含む六千枚もの五色の短冊が美しく社頭を彩り、親子づれの多くの方々を訪れ、子供達や地域の方々の発表や夜店など、楽しく思い出深い七夕行事となりました。子供達にとって、家族のつながり、地域のつながりを実感できるかけがえのないひとときになったことと存じます。このような場が各地に広がっていくことを願ってやみません。

家族の絆表彰作品

 

 

なお、応募作品は、親守詩全国大会に応募致します。

親守詩全国大会  10月20日  東京ビックサイト   詳細は後日

 

 

 

2013年7月12日

まほろば小学生合宿のご案内(4会場チラシ添付)

いよいよ夏休みも近づき、各地でのまほろば合宿のご案内をしております。4合宿の案内チラシをお知らせします。合宿です。自然体験、神社体験など盛りだくさんです。ぜひ参加ください。

第9回まほろば小学生合宿(首都圏会場)表  第9回首都圏まほろば合宿チラシ裏

まほろば小学生合宿(九州会場)チラシ

近畿H25年まほろば合宿チラシ (1)

第9回四国まほろば小学生合宿ちらし裏

2013年6月16日

第25回夏季中高生セミナーin伊勢のおしらせ

第25回夏季中学生高校生セミナー
「世界に輝く伊勢神宮の心」
―清く明るく素直な心を鏡にしよう―
日時:8月10日(土)~13日(火)
会場:おおみやサイクリングターミナル(三重県度会郡大紀町滝原1165-3)
特別講師 新田均氏(皇學館大学教授)
松浦光修氏(皇學館大学教授)
後援 三重県教育委員会
※チラシは以下からダウンロードできます。
25回セミナーリーフ表
25回セミナーリーフ裏

<主な内容>
・内宮、外宮、瀧原宮参拝、せんぐう館拝観
・全国の友と絆を結ぶ班活動、レクレーション
・心を磨く清掃奉仕 ※瀧原宮の境内の清掃奉仕体験
・感謝の心をつなぐ「神話劇」「いのちのバトン」の講話と両親への手紙

2013年6月16日

平成25年 まほろば小学生合宿のおしらせ

青少年に日本人としての誇りと自信を!
~伊勢神宮・式年遷宮記念事業 夏季青少年合宿のご案内~

平成25年 まほろば小学生合宿
神話に親しみ、歴史に学び、輝く自分を見つけよう!

①首都圏  8月5日~6日
寒川神社(神奈川県・寒川町)
「神話に親しみ、日本の誇りを発見しよう」

②東海   8月3日~4日
長良天神神社(岐阜県)
「郷土の偉人に学ぼう」

③近畿   8月2日~4日
奈良 万葉荘(奈良市)
「まほろばの地・奈良で先人との絆を深めよう~大仏建立に込められた祈りの物語~」

④中国   7月20日~21日
大三島ふるさと憩の家(愛媛県・大三島)
「清く明るく素直な日本の神様の心を感じよう」

⑤四国   8月4日~5日      
大三島ふるさと憩の家(愛媛県・大三島)
「日本の神話に学ぼう」

⑥九州   8月17日~18日
久留米青少年ふれあいセンター
「日本の歴史に学ぼう」

⑦宮崎   8月、12月25~27日
ホタルの館(宮崎県延岡市)
「郷土の偉人・安井息軒に学ぶ」

※詳しくはお問い合せください

2013年6月2日

『伊勢の神宮のおはなし』テレビドラマに登場

まほろばシリーズ 『伊勢の神宮のおはなし―子供たちに伝えたい式年遷宮』 (明成社刊)がテレビドラマの中に登場することになりました。
その番組とは『パパ ママ ボクの夏旅行?絶対行きたい!式年遷宮の伊勢めぐり?』TBS系で6月2日日曜日、午後4時から放送されます。(関東地方以外の方は念のため番組表等でご確認ください。)
 制作サイドによる番組紹介によれば
「今年、20年に一度の式年遷宮を迎える伊勢神宮。そんな話題いっぱいの伊勢を舞台にしたドラマ情報番組。主人公は小学生の少年リュウ。本の虫で歴史好きのリュウは伊勢の旅に興味津々。神宮ってどんなところ?神様っているの?番組では伊勢神宮の他、風光明媚な英虞湾やたくさんの海獣に出会える鳥羽水族館などを訪ね、旅先情報もたっぷりお届け。伊勢の旅を通してリュウがちょっぴり成長してゆくひと夏の物語をお送りします」とあります。
 そして、この少年リュウが伊勢の旅への期待に胸ふくらませ、新幹線の出発ホームで読みふけっているのが本書!というわけです。ちなみに少年の父親役でドラマの語りを務めるのは名探偵、浅見光彦シリーズで有名な中村俊介さんです。
 今年は伊勢神宮(正式には神宮)の第62回目のご遷宮にあたり、そのためか昨年秋頃から硬軟おりまぜて、いろんな神宮ものの本が出版されていますが、子供達にわかりやすく伝えるものとしては本書が決定版! 皆さんも少年リュウと同じく、本書を手に伊勢の旅に出てみては如何でしょうか。(彦星)


2013年5月23日

お田植行事のご案内

お田植行事のご案内

  • 日時  6月8日(土)
  • 集合、受付  比々多神社(神奈川県伊勢原市三ノ宮1472)
  • 当日スケジュール
  • 8:30 現地受付
    9:00 お田植祭り
    9:30 開会式
    9:45 お田植え
    12:30 終了・片づけ
    13:00 閉会式・解散
  • 募集要項
     小さいお子様には、保護者、引率が必ず同行して下さい。
     参加費無料
     事前申込み(6月5日まで)、当会メール、電話でも受け付けます。
  • 持ち物 義替え、タオル、帽子、長靴(又は古いクツやタビ、クツシタ)
         雨天レインコート、※汚れてもよい服装。
  • 主催 神奈川県神道青年会  協力 まほろば教育事業団

2013年5月14日

家族の絆 短冊コンテスト のご案内

「母の日、父の日」に、父母への感謝の心を短冊にこめてみませんか。


今年、「親守詩全国大会」が行われますが、師岡熊野神社でも、親守詩全国大会と連動して「星祭 家族の絆 短冊コンテスト」を開催します。親への感謝の心、家族の幸せを願う心を、七夕の短冊にこめてささげ、コンテストも行われて七夕賞などの賞が与えられます。

近年、家族の絆の希薄さが原因と思われる悲しい事件が後を絶ちません。家族の絆は、子供の健やかな成長を支えるもので、教育の土台となるものです。

 家族の幸せを願うを美しい短冊が社頭を彩り、家族の幸せを願う心が響きあい、あたたかに支え合える家庭、地域社会が築かれることを願っています。

短冊の応募は、子から親(祖父母)、親(祖父母)から子、家族間等、どなたでも参加できます。

尚、子から親への短冊作品は、自動的に「親守詩全国大会」に応募されますのでご了承下さい。
■短冊コンテスト募集要項
○応募締切 1次締切5月30日、最終6月20日
○応募出来る人 園児、小学生、中高生、大学生、一般
○短冊は、師岡熊野神社へ郵送か、直接お納め下さい。
○短冊は、師岡熊野神社「星祭」で笹竹に飾ります。同日、コンテスト(表彰、記念品贈呈)を行います。
○作品は形式は以下のとおり
 短作文、定型詩(575、57577)又は、連歌(上の句の575は子、下の句の77や親)
                     連歌例 遠くの地 一人がんばる 父恋し  子
                         長男坊よ 家族まかせた      父
■星祭 家族の絆 短冊コンテスト
 日時 7月6日(土)予定 夕方(時間等決まり次第お知らせします。)
    ※師岡熊野神社星祭(6、7日)の行事の一つです。星祭は様々な催しがあります。
 会場 師岡熊野神社(〒222-0002横浜市港北区師岡町1137) 東急東横線大倉山駅歩10分

  カード配布  師岡熊野神社でも頂けますが、まほろば教育事業団より先着100名様に郵送します。

 共催 師岡熊野神社、まほろば教育事業団

■選考委員
 選考委員長 松井嘉和(大阪国際大学教授、落柿舎保存会評議員)
 選考委員  石川正人(師岡熊野神社宮司)
       高椅史朗(明星大学教授)  他



                                    

2013年5月6日

親守詩全国大会のお知らせ

平成25年度 親守詩全国大会 作品募集
 
子から「親への感謝」、親から「子供への愛情」を、美しい日本の言葉に表すことを通して、親子の絆を深め、家庭の教育力向上をめざし「親守詩」は募集します。心温まる作品をお待ちしております。
◎テーマ  親子のきずな 親への感謝
◎募集締切 7月31日(必着)
◎募集対象 園児の部、小学生の部、中学生の部、高校生の部、一般の部
◎作品部門 作文・詩の部
     (子から親へ 140字以内の短作文形式、5・7・5・7・7の短歌形式)
     定型詩の部
     (子から親へ 5・7・5の俳句形式)
     連詩の部
     (子が上の句5・7・5、親が下の句7・7をつくる形式)
http://www.ntfj.net/kyoubun/images/oyako_yoko.pdf

http://www.ntfj.net/kyoubun/images/oyako_obo.pdf

 

◎応募方法 A4サイズの用紙に、氏名(ふりがな)、年齢(学年)、住所、電話番号、学校(所属)名、作品部門、作品を記入の上、下記にご応募下さい。郵送、FAXのいずれでも受け付けます。お問い合わせは、NPO法人まほろば教育事業団へ。(℡03-3485-6554  ℡03  6912  1720)

◎申込み要項並びに用紙は下記にて

http://www.ntfj.net/kyoubun/images/oyako_yoko.pdf

http://www.ntfj.net/kyoubun/images/oyako_obo.pdf

◎親守詩全国大会実行委員会 作品募集係 
  〒102-0082東京都千代田区一番町4相模屋第5ビル5階
  03ー3262-1859 FAX03ー3264ー3829 
 
親守詩全国大会 成25年10月20日(家庭の日)13:00~15:00 東京ビックサイト

以上は、まほろば教育事業団の協賛事業です。

2013年4月19日

日系ブラジル人中高生と伊勢で交流会

ブラジルの子供たちが発見した伊勢神宮の心
松柏学園・大志万学院の生徒との座談交流会

1月19日、ブラジルから来日した松柏学園・大志万学院の
第19回訪日使節団(団員16名・14歳~16歳)が伊勢神宮を訪れた。
20年に一度、正宮や別宮などを造営し御装束神宝を新調して
神様に新しいお宮におうつりいただく式年遷宮が行われる本年、
私達まほろば教育事業団は、同じ「日本」というルーツを持つ
ブラジル日系人の中高生たちと私達日本の若者の共通の
心のふるさとである伊勢神宮の参拝を通じて、感動を分かち合い、
絆を深め、これからの互いの糧にしていきたいとの思いで、
座談交流会を開催した。
昨年末に来日した使節団一行は、明治神宮歳旦祭参列、皇居一般参賀、
靖国神社参拝、江田島での研修など、北海道から中国地方まで約50日間、
日本各地で研修に取り組んだ。(二月六日帰国)
引率の永実 上田 斎藤先生は、
「いつも伊勢神宮には必ずお参りすることにしています。
なぜかというと、まず子供たちに日本の神様は何なのか、
ということを感じてほしいからです。
大自然、全てが神様なんだということを理解してほしいからです。
生徒の中で、特に背の高い子はつい机に腰掛けたくなります。
いつも叱るのですが。一つ一つのものには命が宿っている、
自然全てのものは命があって、机を椅子にした場合、
机の命を私達が殺しているということをわかってほしいのです。
そうすれば全てのもの、自然そのものが命ですから、
お粗末にはできません。全てのものを大事に、
日本の方々のもったいないという精神、そのものにある命を大切にする
ということが一番大事なことです。全てのものを大事に扱うことができます。
そして、自然を通して私達が生かされているということを感じて欲しい。
それを感じるためには、全てのものに感謝のできる人になってほしい。」
と、伊勢神宮での研修にかける願いを語っていただいた。

19日早朝、使節団は五十鈴川で手を清めた後、伊勢神宮内宮を参拝。
参拝を終えて宇治橋を渡る頃、ようやく太陽が昇ってきた。
その後、式年遷宮を伝える「せんぐう館」の見学、外宮を参拝した。
上棟祭が行われた新しいお宮は白いテントが被さっていたが、
すでに新しい鳥居を拝することができる場所もある。
朝日が鳥居にふりそそぎ、鳥居がまばゆく輝いている神々しい。
 座談会では、伊勢神宮を参拝しての感動や発見をお互いに語り合った。
キリスト教社会で育った使節団にとって、ご神域の清浄な世界は
初めての体験である。日本人が大切にしてきた心を求めてきた彼らにとって、
伊勢神宮は様々な発見と感動を与えるものだった。

「伊勢神宮に行ったのは朝6時で、そんなにいっぱいの人がいませんでした。
私達以外の人はあまりいなかったので、もっと「綺麗」と感じました。
そして、風の神様とかのお宮を見て、神様はお宮の中にいるという感じが
しました。」
(ウィリアン 裕貴 名和君 15歳)
「伊勢神宮に入った時に、何か違う、とても特別な雰囲気でした。
まるで昔に帰ったような感じがしました。伊勢神宮は日本の歴史を象徴、
代表する存在だと思います。」
(ウィリアン 恵一 小川 丸藤君 15歳)
「お祈りすることによって目に見えないけれど、
ものすごい希望を感じました。お参りする前に、
五十鈴川で手を清めましたが、気持ちを込めると自分が清らかな
気持ちになれました。最初お参りした時はまだ暗くて静かで、
周りがよく見えなかったけれど、後からもう一度お参りしたときは
周りは明るくなっていて、同じ所ですが、明かりがあることによって
「生きている」ということを感じました。明かりは天照大御神の光で、
それが生きているという感じが強かったです。」
(マリア パウラ アントナシオさん 15歳)
「伊勢神宮を参拝して、宇治橋に着いた時、お日様が出てきました。
太陽がどこへ行っても見れるけど、その時の太陽はただの太陽ではなく、
天照大御神さまが出てきたような感じがしました。」
(ルイザ 真由実 片岡さん 14歳)

カトリック教の子供達が伊勢神宮の神聖な雰囲気に包まれる中で、
自ずと自然の中に神様の存在を実感したことが伝わって来た。

式年遷宮について感想を語ってくれる団員もいた。
「伊勢神宮に行った時、自然がみんな豊かでした。
寒かったけれど、時々気持ちいい風が吹いていました。
伊勢神宮が式年遷宮によって今まで続いてきたことは
日本にしかないことだと思います。」
(ルカス 憧造 半沢君 15歳)
「伊勢神宮の建て方、建築そのもののことですが、
どうやって何千年前の人がああいう本当に今でもすごいと思う建て方を
ずっと次へと受け継がれてきたものか、どうやってあれだけのものを
考え出すことが、大きいものが建てられたのか、出来たのか
、すごいと思います。」
(ニコラス 馨 高野 千葉君 14歳)

このように、千何百年もの昔と同じものを受け継いで来た日本の心に触れて
驚きと感動を表す生徒もいた。
ブラジルの生徒の意見を受けて、
小林奈々佳さん(まほろば教育事業団・高校生友の会「呉竹」リーダー、高校3年)は、
「宇治橋で太陽が出てきた時、天照大御神さまを感じたという
ルイザさんの意見にすごく共感しました。私達が参拝した時、
宇治橋に霜がおりていて、太陽の光が霜に反射してキラキラと光っていて
感動しました。天照大御神様を感じることができるというのは、
同じ血が流れているだんなということを感じてすごくうれしかったです。」
と感想を語り、感動を共有することが出来た。


また、式年遷宮について分かりやすく伝えようと、
高校生がパワーポイントを使って発表を行い、
ブラジルの生徒たちも真剣に耳を傾けた。
座談会の最後に斎藤先生は、
「私は、二年前の東日本大震災のことを言うたびに心が痛いのですが、
ブラジルではテレビやニュースで見た日本のみなさまの姿、行動、
どんなに苦しい中でも相手のことを思いやる気持ち、
本当に苦しいのにまだ感謝ができるその心、それを見て本当に私達、
子供達もそうだと思いますが、自分達が日系ブラジル人で、
私達の祖先に日本の方々が祖先だということにすごく誇りを持っています。
私達もブラジル人として私達が受け継いだ大事なことを
自分たちの生活の中で、家族の中で、町の中で、自分達の国の中で
忘れずに生きていかなければならないということです。
日本の方々にはずっとお願いしたいことですが、
私達も頑張ってブラジルを護っていきたいと思います。
日本の方々も私達が祖先に誇りを思えるような国をずっと
つくっていらっしゃってください。そうすればきっとお互いに尊敬しあって、
本当の平和な地球をまもっていける人間になれると信じています。」
と涙ながらに語られた。
小林さんは次のように感想を記した。
「神宮のお祭りで、日別朝夕大御饌祭という一日に二回、
神様にお食事をさし上げるお祭りは、お食事を作る際に
ガスコンロなどではなく、火鑚杵という道具で火をおこすそうです。
そして、千数百年もの長い間、一日も欠かすことなく続けられてきました。
ということは戦争などのどんなに大変な時でも行われてきたということに
なります。これだけの歴史があるお祭りは私達もしっかり受け継ぎ、
そして次の世代にも伝えていかなければなりません。
そう考えると、私達は、これからも続いていくであろう歴史の中で
大切な中継地点に立っているんだと思います。
世界に誇れる文化を守り継いでいく責任があるのです。
「真の国際人」…外国の方とのコミュニケーションができるだけではなく、
自らの国のことを良く知り、自信を持ってお互いの国の良さを伝えることが
出来る事が私達に必要だと感じました。」
伊勢神宮が心のふるさとと言われるのは、
日々のお祭りと式年遷宮を通じて、自然のいのちを生かし、
感謝の心を常に表し続けてきた日本人の最も大切な心の原点が
あるからだということを、ブラジルの子供達と発見できた
かけがえのない時間となった。
同じルーツを持つ「祖国日本」に生きる私達こそ、
式年遷宮が行われる本年、伊勢神宮の尊い精神を蘇らせ、
清く明るく、日本の国の将来を担う若者が増えていくように、
今夏、伊勢で開催される夏季中高生セミナーに心を込めて参りたい。

written by 前田多恵子

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