2012年5月18日
いよいよHPもリニューアルです。
全国より、教育実践のご報告などを折々に行って参ります。
よろしくお願いします。
今日は、大阪まほろばの会のブログより一茶の俳句について紹介します。
「日本は 這入り口から 桜かな (一茶)」
誰が日本に這入ってくるのでしょうか?一茶には
「今日からは 日本の雁ぞ 楽に寝よ (一茶)」
という句もあります。こちらは日本海を渡ってやってきた雁にゆっくりと翼を休めなさい,という優しい心で『楽に寝てもいいよ。』と呼びかけていることがはっきりとわかります。
桜の季節にやって来るのはツバメではないかと思うのです。今日、埼玉や福島にツバメが飛んでいることがテレビで話題になっていました。近年、桜の開花も大阪より関東のほうが早くなっていますが、ツバメの場合房総半島で越冬するものがいるのでよけいに早いのかも知れません。
一茶にはいろんな動物に対して我が子に対するような愛情の籠った俳句がたくさんあります。日本人の内に持つ優しい心を素直に表現しているように思われます。(裕)