ホーム教育プログラム保護者・教育関係者研修会等で取り組む教育の柱
教育プログラム

研修会等で取り組む教育の柱

 平成18年、新たな教育基本法が制定され、21世紀を切り開く心豊かでたくましい日本人の育成が目標に掲げられ、公共の精神、伝統文化の尊重や郷土や国を愛する心などが明記されました。そして、そのもとに、例えば、和歌、俳句などの伝統的言語文化や神話教育などの内容が新学習指導要領に盛り込まれています。
 私達は、すでに、この新たな教育理念と内容を重視し、20数年にわたり教育事業に取り組んできましたが、これから、一層、内容の充実化をはかり、「心豊かでたくましい日本人」を育成するモデル実践として、普及と研修の場の充実をめざし、さらに、講演・フォーラムを開催して参ります。
 そこで、まほろば教育事業団では、以下の6つの教育の柱を掲げ、教育関係者、教育を志す方々、保護者と協働し、指導者(親)の研修会を開催していきます。

生き方のお手本となる先人に学ぶ、人間力を育む歴史教育

 困難に負けず、可能性を信じて道を切り開いていった先人達の姿は、生き方のお手本となります。一生の支えとなる先人との出会いがあれば、子供達にとって、どんなにか勇気と自信になることでしょうか。しかし、今、本気でそのような出会いができる教育の場が少ないのではないでしょうか。
 また、子供達が生まれ育った故郷は、様々な先人達の努力の積み重ねによって守り育まれてきました。郷土の偉人を発見した子供達は誇らしげであり、そこから、郷土への愛情も芽生え、さらには、社会や国に対する愛情、責任意識が涵養されていくものです。
 昔は親や祖父母は、子守歌のように偉人伝などを語り聞かせと聞きます、お父さんもお母さんも「生きた歴史」の語り部になれるにちがいありません。生き方のお手本となり、誇りの原点となる偉人伝を子供達と一緒に学びませんか。

美しい日本語と感性を育む素読実践

 私たちは、素読を通して、古今の詩歌、名文の言葉の響きを味わい、豊かな心を育む教育実践に取り組んでいます。素読の良さは、子と親が一緒に楽しく学べ、美しい日本語や先人の知恵を自然に身につける事ができることです。
 江戸時代の寺子屋は、論語などの素読に重点を置いた教育をしていました。当時の日本は世界最高の識字率を誇っており、寺子屋の素読は注目に値します。素読が習慣化している子供は情緒が安定し、集団生活への適応性が高いという結果が保育園などで出ています。日本語は、人や自然との親密性を結ぶ優れた言語と言われ、日本的感性は、主に言葉の力を育むことで涵養されてきたようです。
 素読の内容は、古くより愛唱されてきた論語、詩歌、漢詩、古典文学、現代詩、唱歌(この場合歌う)などで季節に応じた内容や歳時記的なものをあつかったりします。子供たちは、音読も暗唱も大好きなので、大人から見ると驚くほど、どんどん吸収して、帰宅後も、嬉しそうに発表してくれます。幼少に頃より一緒に学び共有した古今の名言は、いつまでも家族みんなの道しるべとなっていくことでしょう。

和歌体験ー感動を発見し、絆を深める

 和歌というと、教養のある人の趣味と考える人もいますが、そんなことはありません。日本人は昔から、感じたことを素直に表現する手だてとしてだれしもが親しんできました。まほろば合宿に参加した子供達は、感動や発見を和歌にあらわすよろこびに気付き、次々に詠むようになります。何よりも、和歌を通じて、友と共感しあえること、思いを理解しあえることは大きな喜びです。時には、友の思いやりに和歌で感謝の気持ちを伝えたり、友の一生懸命さを見つけて和歌にしてくれる子もあります。また、合宿中、両親への思いを和歌にして贈ります。父母への感謝の心のこもった和歌は心打たれるものがあります。和歌は、まごころを大切にし、互いに信じ合って生きてきた日本人の心を蘇らせる最良の実践なのです。

立腰、挨拶、掃除を励行し、明るく前向きな心を養う

 森 信三氏は、人間の成熟の基本として、「一、時を守る 一、場を清める 一、礼を正す」と「立腰(腰を立てる)」の励行をあげています。教育事業では、立腰、挨拶、掃除の三つの行に取り組み、明るく前向きな心を養うことをめざしています。立腰は、行事前などに必ず実践します。習慣化すると、腰を立てることで、心を前向きにする訓練になり、積極性を育むことになります。掃除は、日本を美しくする会(相談役 イエローハット・鍵山 秀三郎氏)のご指導も頂き、当たり前のことを一生懸命やることの大切さ、掃除を通して心を磨き、感謝の心や心遣いのある人になれることなどを学びながら実践します。そして、すべての基本である挨拶ができる子になれる事をめざします。

人々と自然が美しい調和の中に生きてきた日本の伝統を、家庭、地域に回復する

 日本人は古来より、人と自然がともに生きる美しい感性を大切にしながら、祭りの伝統、言葉の文化を形成し、その上に、人間性を磨き、助け合い、まごころを尽くしあって、郷土と国を守り育ててきました。江戸末期に渡日した外国人が、日本の子供達を見て、「世界一幸せな子供達」と感じたのも、こうした美しく豊かな伝統が子供達の中に自然に根付いていたからではないでしょうか。
 私達は、郷土の歴史や伝統やかつてのよき家庭生活を見直す中で、子供達が生き生きと輝くことができる家庭教育、地域教育の充実をめざしていきます。

日本の誇りと絆を発見し、国や社会に尽くす志をもつ

 東日本大震災で日本人が示した秩序ある振る舞いや礼節、思いやり、勇気ある行動などを世界の人々は称賛しました。そうした日本人の人間性を育んできたものが、前述した伝統の心であり、人々の信頼の絆であったと思います。
 21世紀の国際社会の中で、21世紀の国際社会の中で、日本の誇りと絆を発見し、国や社会、そして、世界に貢献する志をもった次代のリーダーの育成をめざして教育事業を推進していきます。

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