2023年5月15日
関西・東海 中高生春の集いを開催
令和五年四月一日、関西東海中高生春の集いを京都にて開催しました。
「偉人に出会い、友と語り合い、充実した一年を創ろう」のテーマのもと、七名の参加者(高校生六名、中学生一名)と、五名の運営、講師陣がともに研修を行いました。
今年のテーマは明治維新。坂本龍馬をはじめとする明治維新の志士達が多く祀られている霊山護国神社へ研修に行きました。
今回は初めて参加したメンバーもおり、自己紹介から始まりました。
最初は清家和弥講師による導入講話「新たな一年、夢、志をもって歩もう」が行われました。
夢と志の違いとは何か?という問いかけから始まり、実際に志をもって行動してこられた松下幸之助や、大谷翔平選手の生き方にふれました。
また、誰でも生まれた時に、天からの封書をもらっており、その封書には自分の使命が書かれていることを学び、志を立て、使命に生きる人生をつくっていこうとする姿勢がつくられていきました。
参加者の感想を紹介します。
「吉田松陰先生の「志を立てて以て万事の源となす」という言葉が印象深く、もともと知っていた言葉ではありましたが、これからの高校生活を過ごす上で「志」を立てて自分がなにをすべきか、それを実際に行動に起こすこと、それができる人間になっていきたいと思います。」(高校一年男子)
昼食は鴨川まで移動し、皆でお弁当を食べました。
その後賑やかな四条の町を歩き、八坂神社へ参拝にいきました。
縁結びのご利益があると言われる大国主社や、美人になれる美御前社への参拝もしっかり行いました。
そして今回のメイン、霊山護国神社へ長い坂道を登っていきました。
一〇四三名の幕末の志士が祀られた霊山への参道は、石碑がずらりと並ぶ荘厳な空間でした。
坂本龍馬や、吉田松陰先生の門下生であった久坂玄瑞や木戸孝允の石碑を前に、野原講師、吉田講師から、激動の時代を生きた志士達の生き方をお話しいただきました。
心を込めて手を合わせ、清掃活動を行いました。
そして当日の京都は満開の桜。霊山から見渡す美しい京都の街に、参加者も目を奪われている様子でした。
研修の最後は、夏の中高生セミナーに向けてそれぞれ頑張ることを発表しあいました。
夏にはより深く明治維新について、当時を生きた志士達の生き方について学びます。
そして今年は、先人方の生き方を学び、現在さまざまな場所で活躍されている方々へのインタビューを行う「東京遊学」にも取り組みます。進級や進学をし、新たな気持ちで迎える新年度。
それぞれの場所で励み、また夏のセミナーで会うことを約束しました。最後に、参加者の感想を紹介します。
「私は今回の春の集いで、夢に向かう時の考え方について改めて見直すことができました。志と夢の違い、私はこれまで自分がなりたいから、やってみたいから夢を決め、突き進んできました。ですが、お話を聞いてみてそれだけではなく、周りを思うまっすぐな気持ちの大切さに気付かされました。なので私は夢を自分と周りをしっかりと見て過ごしていきたいと思います。」(中学三年女子)
「私は今回の春の集いに参加し、清家さんがお話してくださった『運は自分で拾うもの』という大谷翔平選手のお言葉が心に残っております。清家さんは『皆さん、運を与えられたものだと思っていませんか?』と私たちに問いかけてくださりました。何も返せなかった私は意識せずとも運は与えられたものだと、そう思っていたんだと思います。思い返してみれば、”運良く”テストの点が良かっただけ。”運良く”結果が良かっただけ。と思うことが多々ありました。しかし、これは自分が努力して自分で拾った運の結果なんだと自分のことを知ることが出来ました。京都の護国神社でお墓の周辺を掃除させて頂き、大谷翔平選手のように運を拾っているだけだと思うようにしていました。自室すらまともに掃除できない自分が達成感と同時に満足感を得られたのもいつしか自分で拾った運の結果が返ってくると信じていたからです。神社に祀られている方に直接届かぬとも自分の命を犠牲にしようとまで国を守って頂いたこと、日本を救って頂いたことへの感謝を忘れたくないと思いました。この感謝を忘れないために次世代にも当時の日本を知って頂く、伝えていく必要があるということを改めて感じさせられました。これからも日本人としての慈悲の心を持つ人間でありたいと思いました。」(高校三年女子)