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お知らせ

2014年9月2日

夏季中高生セミナー報告(2日目)

本日は、中高生セミナー2日目をふりかえります!

①「歌心と人生」和歌創作のすすめ
セミナー卒業生の越智祥恵さん(皇學館大学2年)により、和歌創作のポイントを発表していただきました。
美しい言葉には美しい心が宿り、両親への思いを和歌に詠むことで、自分の奥底にある感謝の心に気づいた体験談が心に残りました。
「どれだけ上手く詠めるかよりも、どれだけ言葉に真心を込めるのかが大事」という越智さんの体験に裏打ちされた言葉は、参加者の心に刻まれ、多くの和歌がうまれました!

②心を磨くトイレ掃除の実習
セミナーでは「日本を美しくする会」の方々にご指導をいただき、トイレ掃除の実習を行っています。
今回は、平日にもかかわらず、京都掃除に学ぶ会のみなさま、京都新洗組のみなさまにお越し頂き、心をこめてご指導頂きました。
鍵山秀三郎先生は、「心を取りだして磨くわけにいかないので、目の前に見えるものを磨く。とくに、人のいやがるトイレをきれいにすると、心も美しくなる。」とトイレ掃除の徳積みについて述べておられますが、ピカピカになった便器に向かうとこれまでにない達成感を味わうことが出来、自分の限界を超えて本当の輝く自分を発見することにつながりました。

「トイレ掃除がプログラムの中で一番やりたくなかったことでした。便器の内に手をつっこむなんて絶対にやりたくありませんでした。けれど嫌々やっているうちに汚れが落ちるのを見て、いつの間にか集中して真剣にやっていました。掃除が終わった後に顔が生き生きしているとも言われました。」(中1・男子)
「最初ははっきり言って臭かったし汚かったです。このような所に一時間以上も居れば倒れてしまうと思った程です。でも、掃除に学ぶ会の先生方が勇ましく掃除をしていたので、少し頑張る気持ちになることができました。僕は小便器担当で、水垢、尿石がすごかったのですが、だんだんきれいになっていくのを見てすごく楽しくなって、意欲的に取り組むことができ、最後はすごくきれいになっていました。」(中1・男子)
「掃除に学ぶ会のみなさんが、何のためらいもなく便器に手をつっこんでいく姿に本当に驚きました。しかし、自分と向き合うべきや!という感情が生まれ、ついには手袋まではずし、便器のすみずみまで素手で磨きました。磨いていくうちに、何の抵抗もなくトイレ掃除をすることができました。それにより、身も心もきれいになったような気がします。」(高1・男子)

③講話「和の心を尊ぶ日本の皇室の伝統」
世界の文化を取り入れながら、我が国を発展させてきた日本。その根底には、国際交流において、自国と他国への尊重の念を持って心を尽くしていかれる皇室の方々のご姿勢があることを、昨年、インドを御訪問になられた時のエピソードを交えて学びました。

「私は天皇陛下のようなお方こそ、「真の国際人」でらっしゃると思います。そして、私も少しでも近づきたいと思いました。訪問する国のことも一生懸命勉強し、この国の国民たちに喜んでもらおうとする真心には本当に頭が下がるなと思いました。」(高1・女子)

④劇団「まほろば」による歴史劇「大仏造立と日本人」
小学校6年生の教科書にも登場し、日本人なら知らない人はいないであろう、東大寺の大仏さま。しかし大仏さまが造られた本当の背景を、どれだけ多くの日本人が知っているでしょうか。
学生と若手教師の運営スタッフが力を合わせて、千年の時を越えて、大仏さま誕生秘話と、大仏さまを守り続けた日本人の祈りと行動を熱演しました!

⑤金メダル宣言(キャンプファイヤー)
キャンプファイヤーでは、東京五輪が開催される六年後の自分に対して志高く夢を宣言し、一人一人の可能性を引き出す中で、友と絆を深めました!

「私は六年後、着物を着てオリンピックを応援したいということと、必ず発展途上国に行き、少しでも多くの人を救う活動をしたり、自らユニセフのように、ベルマークのようなものをつくり、貧困で亡くなったり、栄養失調で苦しんでいる人を一人でも多く救いたいです。この合宿で同じに夢・志をもつ人を見つけたので、嬉しかったです。」(中2・女子)

<創作和歌>
・トイレ掃除
「汚いな始めたときはそうだった終わった時は心もきれいだ」(中1・男子)
「磨くたびピカピカになる身と心そこにはいつもトイレの神様」(高1・男子)
「みがき上げ臭い消えさり反射するトイレの中は風が通りて」(中1・女子)
「便器には鼻ふくらませ自慢げにのぞく私がぴかりと映る」(高1・女子)
「目を開き便器の汚れみつけたら便器との距離あと数センチ」

・金メダル宣言
「火を囲み大志を語った同志らと共に日本を支えていこう」(高1・男子)
「燃えさかる炎囲みて志さけぶ姿は勢いありて」(中1・女子)
「6年後姿も心も美しく広めていきたい日本のもてなし」(中3・女子)
「どきどきと緊張しながら宣言し気分も晴れて夢への一歩」(高1・女子)
「火を囲み友の目標聞くたびに我の心の炎も燃えたつ」(高1・女子)
「神職の夢に向かって勉強し曾祖父のような人間になる」(高2・女子)
「昔から受け継がれてきたおもてなし次は私がバトンをつなぐ」(高2・女子)

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