2012年11月2日
子どもの小さい頃、膝に抱っこして絵本を読んであげた日々は、
親子のぬくもりを感じられる、何ともしあわせなひとときでした。
現在大学生の娘、高校生の息子は、おなかにいる時から、小学校5、6年生頃まで続きました。
一緒に笑ったり、喜んだり、じっと見つめたり、今思えば母乳をあげている時のような至福の時でした。
※「おかあさんの目」あまんきみこ作より
「『せつこも、うつくしいものに出会ったら、いっしょうけんめい見つめなさい。見つめると、それが目ににじんで、ちゃあんと心にすみつくのよ。そうすると、いつだって目のまえに 見えるようになるわ。だって、いまおかあさんのひとみにうつっていたでしょう。?』
わたしには、そのとき、そのことばの意味も、すこししかわかりませんでした。けれど、うつくしいものに出会うたびに、いつもわたしは、おかあさんの目をおもいだしました。」
※「ぽんぽん山の月」あまんきみこ作より
「ああ、おいしい。」
「げんきが でたねえ。」
「おかあちゃんが、月から おろしたんだ。」
「そうか、おかあちゃんは、ちゃんと ぼくたちをみてるんだねえ。」
子どもは、お母さんを信じてまっすぐ見つめている、
またお母さんが子どもをしっかり見ているということ、大切なことですね。
written by 市橋