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2012年12月の記事一覧

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2012年12月30日

家庭の歳時記 1月1日 『お正月―年神さまを迎える』

家庭の歳時記  1月1日 『お正月―年神さまを迎える』

このブログを書いているのは、12月26日。今日は家中のカーテンを洗い、午後から庭の掃除。亡くなった姑が、正月やお盆の前には必ず庭を掃き清めていました。年神様やご先祖様が入って来られる道を清めると言っていました。

28日は正月のお飾りです。神棚、仏壇、床の間を清め、床の間には福壽老人の掛け軸と鏡餅を飾り、神棚には新しいしめ縄を張ります。松入りの仏花を仏壇にそなえ、門松を玄関に立てます。一夜飾りや9のつく日は避けます。

30、31日はおせちの準備。子供のころ、紅白を見ながら台所で遅くまでおせちを作る母の姿が思い出されます。

元旦は、早朝から初詣。昨年の感謝と今年の誓いをたてます。帰宅すると、わが家のお正月です。年神様に参拝しおとそを頂き、清き塩と昆布とかつをぶしをいただきます。それからおせち料理を皆で頂きます。

2日は、皇居の一般参賀に参り、天皇陛下より新年のお福をいただきます。

毎年毎年同じスケジュールでお正月を迎えます。多少の違いはあれ、日本人は同じようなお正月を迎えているでしょう。長い歴史のなかで培われた形のなかで正月を迎えることのできる国民は幸せだと思います。このシンプルさのなかに、日本人の心が形作られているヒントが隠されているかもしれません。

 『正月』は年神様をお迎えする行事です。「年神」とは時間を区切る「年」の意と、「五穀を司る神」の意がこめられています。ですから「鏡餅」も「門松」も「しめ縄」も「お年玉」も「おせち料理」もひとつひとつに年神様を迎えるための意味が込められています。そして、その形を大切に守ってきたのですね。

普段は離れ離れに暮らしている家族が正月に集まり、年神様とともにおとそやおせちを頂く、そこに日本の家庭の原風景があります。

 皇居では、早朝宮中三殿の前庭にむしろが敷かれ、周囲を屏風に囲まれたなかに天皇陛下お一人が入られ、厳寒のなか四方の神々に祈りを捧げられます。すべての災難がわが身を通り、国民に及ばないようにという詞がとなえられるといいます。私たち日本人は、陛下のこの無私のお祈りによって生かされ、新しき年を迎えることができているのです。こんな幸せな国民はどこにもいません。

 今年の「家庭の歳時記」はこれでおしまいです。どうか皆様には、佳き新年をご家族とともに迎えられますことを心よりお祈り申し上げます。

by椛島雅子

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2012年12月22日

家庭の歳時記 12月23日 『天長節―天皇誕生日』

家庭の歳時記   12月23日 『天長節―天皇誕生日』

寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。先回のブログで12月22日が『冬至』と書きましたが、今年の冬至は12月21日でした。申し訳ありませんでした。

さて、冬至が過ぎ、一陽来復の日となりました。その太陽の蘇りの日と『今上天皇のお誕生日』が重なっています。日本にとっては、天皇陛下の御存在こそいつの時代も「一陽来復」の象徴でした。どんな大変な暗い時代であっても、日本人は天皇陛下の御存在に太陽の光を重ね、現状を乗り越える力を得てきました。今の時代もまさにそうでしょう。

 昭和8年12月23日、今上陛下がお生まれになったとき、国民の慶びようは大変なものだったようです。内親王様のご誕生がつづき、親王様のご誕生を皆で心待ちしていたのです。親王様ご誕生の知らせは、サイレンで知らされたそうです。東京や京都では花電車が走ったといいます。当時の国民の慶びようは次の歌となって国民の間で歌われました。

     『皇太子さまお生まれなった』  北原白秋作詞 ・ 中山晋平作曲

日の出だ日の出に 鳴った鳴った ポーオポー

サイレンサイレン ランランチンゴン

夜明けの鐘まで

天皇陛下お喜び みんなみんなかしわ手

うれしいな母さん 皇太子さまお生まれなった

 

日の出だ日の出に 鳴った鳴った ポーオポー

サイレンサイレン ランランチンゴン

夜明けの鐘まで

皇后陛下お大事に みんなみんな涙で

ありがとお日さま 皇太子さまお生まれなった

 

日の出だ日の出に 鳴った鳴った ポーオポー

サイレンサイレン ランランチンゴン

夜明けの鐘まで

日本中が大喜び みんなみんな子供が

うれしいなありがと 皇太子さまお生まれなった

 

皇太子さまとしてお生まれになり、常に国家国民のために、神祭りやご公務を厳修されています天皇陛下に、心からなる感謝を捧げる日として過ごしたいと思います。

わが家では、門口に国旗を掲げ、お赤飯でお祝いし、家族で皇居参賀に参ります。そのような家庭が日本に増えるよう、願っています。

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2012年12月21日

家庭の歳時記 12月21日 『冬至の過ごし方』

家庭の歳時記   12月21日 『冬至の過ごし方』

今年もあとわずかとなりました。今年一年の出来事を振り返る時期ですが、皆さんにとってはどのような年でしたか。収穫あり、また後悔あり・・・といろいろ。冬は寒いということもあり、心身ともに内に目が向います。それが、来る活動の春にむけた大事な時なのでしょう。庭の樹々を見ても、裸になった木の枝にもう新芽がついています。木のなかでは冬の間に栄養をたくわえ、春の準備をしっかりと進めています。自然も人も季節とともに循環の摂理のなかで生きているんだと思う今日この頃です。

 さて、12月22日は『冬至祭』です。この日が1年で一番昼の時間が短い日です。『冬至』は太陽の光が一番弱い日とされ、その中で邪気を払って過ごす様々な風習が行われてきました。かぼちゃを食べる。柚子湯につかる。小豆かゆを食べる。地方によっても様々なことが行われてきました。黄色が魔よけの色と信じられ、かぼちゃや柚子をつかったとも言われています。また、5月の菖蒲湯のように禊の意味もあります。そのような習慣を通して何とか元気に新年を、また春を待つのです。今のように寒さを防ぐ環境や暖房が少なかった昔は、冬を無事過ごすこと自体は困難なことだったでしょう。また、秋の収穫が終わり、仕事をやめ休息の時期と決め過ごしたものと思います。

『冬至』を過ぎれば、太陽の復活を示す「一陽来復」の日となります。少しずつであっても着実に日が伸び春に向うのです。

 ある説によると、11月25日がクリスマスと決められたのも、『冬至』を過ぎ太陽の復活を祝う日が最もふさわしいということであるといわれています。

 今は冬を越すということが難しいということは、ほとんど感じられなくなりましたが、昔からの知恵にしたがい、かぼちゃを食べ、柚子湯につかり、ゆっくりと冬の夜を過ごしてみてもいいのかもしれません。今の時期はやはり心と体を一度リセットして、気持ちよく新年を迎える時期なのかもしれません。

 

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